デュタステリドは元々前立腺肥大症の薬

デュタステリドは、プロペシアやフィンペシアといった育毛効果のある医薬品よりも高い効果があると言われており、臨床実験において、フィナステリドよりも約33%も脱毛症状の効果があったというデータも存在します。

デュタステリドは、現在では育毛作用のある医薬品として有名になりましたが、もともとは前立腺肥大症の治療薬として使用されていました。前立腺肥大症とは、尿道の周囲にある前立腺が大きくなることによって尿道が圧迫され、尿が出にくくなる、排尿後に残尿感を感じる、尿が近くなる、といったトラブルを引き起こします。

前立腺肥大による下部尿路通過障害は、前立腺平滑筋の過剰な収縮による機能的閉塞と機械的閉塞による肥大結束があります。機能的閉塞はアドレナリン作動神経と前立腺平滑筋内のα1アドレナリン受容体が関与し、機械的閉塞は前立腺組織内のジヒドロテストステロンが大きく関わっています。

テストステロンは5αリダクターゼという還元酵素の作用によってジヒドロテストステロンに変換され、前立腺肥大や毛髪の成長を止めたりといった症状を引き起こします。

デュタステリドは、5αリダクターゼを阻害する働きがあり、前立腺そのものを小さくすることで前立腺肥大を解消して尿の出を改善させるだけではなく、前立腺肥大症の原因そのものを治療することができます。

5αリダクターゼは、脱毛させるという作用がありますが、デュタステリドは5αリダクターゼ抑制するため、男性型の脱毛を防ぎ、髪の毛を成長させるといった効果を発揮します。この「5αリダクターゼ」にはⅠ型とⅡ型があり、Ⅱ型しか抑制できないプロペシアやフィンペシアに比べ、1.5倍もの効果があるのです。